斎藤茂吉記念館 ナビをスキップ
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●記念館沿革

建設、開館、拡充、そしていま…

 斎藤茂吉記念館は、郷土が生んだ歌人斎藤茂吉の偉大な文学的功績を讃えて、茂吉に関する資料を収集保存し、その業績を永く後世に伝えるとともに、地域の学芸及び文化の向上発展に寄与することを目的として建設・設置されました。
 その歩みをご紹介します。

斎藤茂吉の文学的功績を讃え、
永く後世に伝え、地域の学芸・文化の
向上・発展に寄与するために……

建設企画から完成まで

 1953年(昭28)2月25日に斎藤茂吉が没した後、その偉業を顕彰しようとする声が各方面から高まりました。特に、当時生地金瓶を擁していた南村山郡蔵王村(旧堀田村)の声は高く、同村の山形市との合併(1956年/昭31・12月)、翌年3月に金瓶だけが上山市に分市されるという経緯を経ながら、山形市・上山市(両市長)を中心に、記念館建設の企画が進められました。

 1964年(昭39)には斎藤茂吉文化賞の創設、上山市内・周辺山麓への歌碑建立などの顕彰事業が具体化、そして1965年(昭40)2月の茂吉十三回忌の席上、記念館建設の構想が発表され同年8月には建設実行委員会が発足、館建設の資金調達(募金・補助金等)と展示資料収集のための活動が本格的にはじまりました。

 建物設計は国立近代美術館京都分館長今泉篤男氏(米沢出身)の推薦・交渉により、東京工業大学名誉教授の谷口吉郎氏が担当、建設場所は茂吉生家にほど近く東に蔵王連峰を仰ぐ景勝地で、金瓶に疎開していた茂吉も時折足を運び作歌もしていた上山市郊外の「みゆき公園(明治天皇小休所)」が選ばれました。
 1966年(昭41)8月に起工式が行われ、1年3カ月余の工事を経て翌年11月3日、竣工式が行われました。その日、日本画の安田靫彦氏の書による表札が掲げられ、記念館内では記念の展示が行われましたが、公園入口の国鉄跨線橋の架替が上山・蔵王駅間の複線電化工事のため遅れていたことから、正式な開館は翌年の1968年(昭43)9月1日まで持ち越されました。

「上山市立斎藤茂吉記念館」として開館

看板Photo 国鉄跨線橋の架替工事の完了を待って開館した記念館は、以降1979年(昭58)に財団法人に移管されるまでの間は、上山市立として運営されました。館長は茂吉門下の結城哀草果が務めました。
 開館した記念館の収蔵資料は、茂吉筆の自作短歌作品の「色紙・短冊・半切類」をはじめ、原稿、書簡、幼少時から好んで描いた絵画、生活を知る遺品、そして親交のあった同時代に活躍した文人の作品資料などで、そのほとんどは建設実行委員会(会長であった大久保傳蔵氏のコレクションが中心)からの寄託・寄贈品でした。
 その後、収蔵庫増築・展示室拡張工事をはじめ、館周辺(みゆき公園内)では、1979年(昭54)に箱根強羅の別荘離れ「箱根山荘の勉強部屋(1939年/昭14建築)」の移築竣工、1981年(昭56)には明治天皇東北巡幸時の小休所「環翠亭」の復元、米沢出身の彫刻家桜井祐一氏作「茂吉胸像」建立、翌年の「茂吉(3基)・伊藤左千夫・島木赤彦」歌碑の建立などが加わり、公園内を散策しながら見学することができる環境が整えられました。

財団法人に移管・建物の改修増築工事・展示拡充

 開館15年となり、内外の多くの人々に親しまれる施設となった記念館は1983年(昭58)、その運営は設立当初の構想に基づき上山市から財団法人に移管されました。これを機に展示・環境などのいっそうの充実を図り、1985年(昭60)には博物館法に基づく登録を行い、1989年(平元)には2年がかりの大規模な改修・増築工事(吉郎氏の子息谷口吉生氏が設計を担当)が竣工を迎え、8月に再オープンしました。この改修・増築により床面積、展示規模・内容が大幅に拡充されました。
 常設展示室では茂吉の文業や生活を伝える作品・資料を編年的に構成・展示、時代や近代短歌史の流れにおける茂吉の位置を容易に知ることが出来るようにしました。さらに、茂吉の全生涯を概観する映像(スライド「斎藤茂吉の世界とその時代」)設備の設置(定時的上映)、設立当初の協力から財団移管後の私有財産遺贈など記念館の発展に尽力された守谷誠二郎氏夫妻(茂吉の甥)の功績を讃える記念室を設け特別展等を年に数回開催するなど、今日の記念館の全容が整えられました。

 また2003年(平15)には茂吉没後50周年記念として、1階の集会室(当初は常設展示室)に「茂吉晩年の居室(居間・寝室/書斎)・茂吉とその家族たち」の展示設備と、短歌雑誌の閲覧・音声解説・斎藤茂吉の諸情報の検索装置を設置しました。


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