令和元年度第17回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクールには、山形県内はもとより県外・海外からも多数応募があり、小学校46校・2087首、中学校41校・2859首、高等学校47校・4203首、合計134校・9143首の作品が寄せられました。その全応募作品を対象に、第1次選考(入選200首)、第2次選考(優秀賞48首)、さらにこのたび(2月18日)、選考委員の大瀧保・栗木京子・坂井修一の3氏による最終選考会が開かれ、小・中・高校の各部門2首・計6首の最優秀賞(作品)が下記のとおり決定いたしました。

なお、最優秀賞の表彰式は、令和2年5月17日(日)開催の第46回斎藤茂吉記念全国大会の席上にて執り行います。

また、最優秀作品・優秀作品を含む全入選作品を収めた「令和元年度第17回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクール入選作品集」は、3月15日の発行を予定しております。

小学校の部

こぼれそう手にいっぱいのしろとくろ
むちゅうでとったひまわりのたね
山形市立蔵王第二小学校
1年 吉村 凛音 さん
心こめ工場そうじ父さんと
おいしいまんじゅうここで作るよ
上山市立南小学校
3年 金子 一真 さん

中学校の部

将棋盤かかえて向かう冬休み
挑む相手は飛車落ちの祖父
山形県立東桜学館中学校
1年 松本 諒哉 さん
教室で気になる君と二人きり
君にとってはひとりの時間
仙台市立郡山中学校
2年 髙橋 美海 さん

高等学校の部

蔵王山やせる樹氷に考える
大きな地球小さな私
山形県立山形西高等学校
1年 青木 杏 さん
朝霧に電車遅延のアナウンス
生きてて欲しい猛進イノシシ
山形県立東桜学館高等学校
2年 遠藤 真理 さん

※作品応募時の学校・学年を表記しています。