令和2年度第18回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクールには、山形県内はもとより県外・海外からも多数応募があり、小学校51校・2462首、中学校36校・3099首、高等学校40校・3949首、合計127校・9510首の作品が寄せられました。その全応募作品を対象に、第1次選考(入選200首)、第2次選考(優秀賞50首)、さらにこのたび(2月19日)、選考委員の大瀧保・栗木京子・田村元の3氏による最終選考会が開かれ、小・中・高校の各部門2首・計6首の最優秀賞(作品)が左記のとおり決定いたしました。

なお、最優秀賞の表彰式は、令和3年5月16日(日)開催予定の第47回斎藤茂吉記念全国大会の席上にて執り行います。

また、最優秀作品・優秀作品を含む全入選作品を収めた「令和2年度第18回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクール入選作品集」は、本年3月15日の発行を予定しております。

小学校の部

おじさんもいとこも来ないお正月
じいちゃんずっともちをついてる
上山市立南小学校
4年 五十嵐 大地 さん
12月かみの毛切ったバッサリと
下に落ちてる私の思い出

上山市立南小学校
6年 髙橋  虹羽 さん

中学校の部

けんかして口をきかない妹の
机にそっとお菓子をのせる
上山市立北中学校
1年 髙橋 莉央 さん
温かいココアのプルタブ開けたとき
君との「またね」思い出す夜
仙台市立郡山中学校
2年 伊藤 里菜 さん

高等学校の部

母さんの車のエンジン音したら
ミルク多めの珈琲入れる
東京学館新潟高等学校
1年 関谷 洋人 さん
しわくちゃの手に触れ聞いた昔話
風が伝える冬のおとずれ
山形県立山辺高等学校
2年 佐藤 碧 さん

※作品応募時の学校・学年を表記しています。