令和6年度第22回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクールには、山形県内はもとより県外・海外からも多数応募があり、小学校41校(団体)・1749首、中学校46校(団体)・3349首、高等学校47校(団体)・3309首、合計134校(団体)・8407首の作品が寄せられました。その全応募作品を対象に、第1次選考(入選200首)、第2次選考(優秀賞50首)、さらにこのたび(2月15日)、選考委員の大瀧保・田村元・結城千賀子の3氏による最終選考会が開かれ、小・中・高校の各部門2首・計6首の最優秀賞が下記のとおり決定いたしました。

なお、最優秀賞作品・優秀賞作品を含む全入選作品を収めた「令和6年度第22回斎藤茂吉ジュニア短歌コンクール入選作品集」は、本年3月15日付で発行し、応募学校(団体)等に配布いたします。

小学校の部

すいそうにクラゲゆらゆらたのしそう
やすみじかんのぼくたちみたい 
真室川町立真室川小学校
3年  ()(とう)(だい)() さん
オレンジの夕日みたいなかき食べた
体の中にとけおちていく
上山市立上山小学校
3年   西(にし)(みな)() さん   

中学校の部

「頑張って」去年は押されたこの背中
今年は私が押すその背中
山形県立東桜学館中学校
1年 (くり)()()()) さん
無意識にあなたのことをみてしまう
太陽をみるひまわりのように
名古屋市立八王子中学校
2年   (こん)(どう)ひより)) さん 

高等学校の部

月冴ゆる輪島の店の()れガラス
マネキンだけが中で春待つ
徳島県立脇町高等学校
1年   (さか)(もと)(あずさ)) さん
初実習私に微笑む患者さん
戻ってこよう看護師になって    
山形県立山辺高等学校 
1年   (すが)(はら)(とも)())) さん