こちらの特別展は終了しました。
斎藤茂吉記念館は、1968(昭和43)年9月に開館し今年で50周年を迎えます。
新装した館内常設展示室において、これまで以上に充実した茂吉を象徴する作品の数々をご覧いただくとともに、本展では特に新たな収蔵品を紹介するための資料展として、開館50周年記念式典に合わせた会期で開催いたします。
主な展示資料
半切・懐紙・色紙・短冊・扇面
- 平福百穂画・斎藤茂吉賛 きくの花にほへる園にうつしみのいのちのながき人たてりけり
- 斎藤茂吉 音立てて茅がやなびける山のうへに秋の彼岸のひかり差し居り
- 斎藤茂吉 すべなきか蛍をころす手のひらに光つぶれてせんすべはなし
- 斎藤茂吉 うつしみは悲しきものか一つ樹をひたに寂しく思ひけるかも
- 斎藤茂吉 とらつぐみ山の木立に啼くときに夜ふけむとしてしきりに寂し
- 斎藤茂吉 ふりさけて峠を見ればうつせみは低きに據りて山を越えにき(複製)
原稿・歌稿
- 斎藤茂吉 幸福 7首
- 斎藤茂吉 選者吟 3首
- 斎藤茂吉 作歌四十年 全4冊
- 斎藤茂吉 第二第三次ギルバート島沖戦 5首
- 斎藤茂吉 葛温泉 6首(複製)
- 黒江太郎 昭和二十一年一月詠(茂吉添削)
- 黒江太郎 二月詠(茂吉添削)
画
- 斎藤茂吉 小草(複製)
- 斎藤茂吉 今宿山スケッチ
- 斎藤茂吉 牡丹
- 川合玉堂 虎
- 平福百穂 筧
- 平福百穂 柏の葉
書簡
-
- 斎藤茂吉 蕨橿堂宛 昭和7年3月24日
- 斎藤茂吉、平福百穂、土屋文明、岩波茂雄 守谷富太郎宛 昭和7年10月18日
手帳・メモ・旧蔵品
- 斎藤茂吉 手帳(四十四)
- 斎藤茂吉 暇乞いメモ・名刺
- 斎藤茂吉旧蔵 コロンビアレコード「現代十歌人自作短歌朗読」商品見本
- A面:佐佐木信綱「南京にて」外十一首
- B面:斎藤茂吉「朝あけて」外十一首
- 斎藤茂吉旧蔵 印 陽文「童馬山房」
- 斎藤茂吉旧蔵 『元暦校本萬葉集』
- 斎藤茂吉旧蔵 正岡子規「藤の花図及び連作歌7首」写真
- 守谷富太郎旧蔵 「茂吉、なを、重男、直吉」写真
その他
- 学校法人開成学園「我等の開成 八十周年の記念」(茂吉寄稿)
- アララギ東京歌評会誌(茂吉署名)
- 文藝雑誌「あをば」通巻第一〇〇号 昭和27年10月1日発行
- 宮城刑務所あをば短歌部「齋藤茂吉先生を悼みて」 昭和28年2月28日
- 短歌雑誌「群山」第一巻第一号 昭和21年7月20日発行
- 主催
- 公益財団法人斎藤茂吉記念館
- 共催
- 山形県・公益財団法人山形県生涯学習文化財団